2023.10.06
10月になりました~リハビリ通信②~
こんにちは。作業療法士の橋本です。
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10月に入り、すっかり秋めいてきましたね。
秋といえば「食欲の秋」。
芋、栗、南京、キノコ、果物。
美味しいものがたくさんありますね。
「食欲の秋」を支えるのが、しっかり噛めて飲み込める口腔機能です。
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病院やデイサービスで口腔体操として「パタカラ体操」を教わったことがある方は多いのではないでしょうか?
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今回はこの「パタカラ体操」について詳しく調べてみたので、ご紹介します。
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では、なぜ「パタカラ体操」が口腔機能に良いのでしょうか?
それは「パタカラ」が、口、舌、喉をよく使う発音だからです。
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【パ】・・・食べ物のこぼしを防ぐ
「パ」は唇をくっつけて発音します。この唇を閉める動作を繰り返すことで、口周囲の筋肉を鍛え、食べこぼしを防ぎます。
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【タ】・・・食べ物をつぶす、飲み込む
「タ」は舌を上あごにつけて発音します。舌を上あごにつける動きは、食事において食べ物を口の中でつぶす時と、飲み込むときに必要です。また、「タ」は上あごから下あごへ打ち付ける動きであり、舌の筋力を鍛えることができます。
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【カ】・・・食べ物を食道へ運ぶ
「カ」の発音の際には、喉に力を入れ、喉を閉める動きになります。この喉の動きは食べ物を喉から食道へ運ぶ動きと同じものです。喉を鍛えるので誤嚥予防につながります。
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【ラ】・・・食べ物を口腔内へ運ぶ
「ラ」の発音は舌を丸め前歯の裏につけて発音します。食べ物を口腔内へ運ぶことや飲み込むための舌のしなやかな動きにつながります。
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「パタカラ体操」のやり方は簡単です。
「パパパパパ」
「タタタタタ」
「カカカカカ」
「ラララララ」
「パタカラ、パタカラ、パタカラ」
と、出来るだけはっきりとした発音で声に出しましょう。
食事前のタイミングで行うことがベストです。
唾液の分泌や飲み込むトレーニングになるので、誤嚥の防止にもつながります。
(ライフラボブログより引用)
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さらに、「パンダの宝物」という「パタカラ」を組み込んだ文章があります。
こちらの朗読もお勧めです。
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『パンダの宝物はパパパンダからもらったラッパ
歩いてパタパタ 鳴らしてパラパラ
高かったラッパで 財布の中はからっぽ』
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(けあぴ 医療的根拠に基づくレクリエーション③「パンダの宝物」より引用)
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こちらの『パンダの宝物』は、看護師Aさんが利用者さんたちにプリントを配っているのでほしい方はAさんに声をかけてみてくださいね。
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食欲が出ないときも、あまり口を休めてしまうと口腔機能が低下し食べ物を誤嚥しやすくなったり、ご自身の唾液を誤嚥しやすくなります。
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口を動かさないと唾液が減少し、口腔内が乾燥してウイルスや菌も侵入しやすくなります。
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これから寒くなり、風邪の季節になるのに備えて、この「パタカラ体操」と「パンダの宝物」の朗読を、ぜひやってみてくださいね。